醤油、ついてました
こんばんわ 紅です。
先ほどの醤油が飛び散った話題の続編です。
ランチでおまけにいただいた太巻き美味しかったです。
あんなに食べたのに、どうしてお腹が空くんでしょう?
実はプチ「炭水化物抜きダイエット」をしています。
お昼だけならいいかなっと、(お付き合いもあるし)お寿司を食べたのですが、それも太巻きまで・・・
晩御飯は軽めにしなきゃ。
明日で8月は終わりです。
着物の世界では夏物も終了です。
そうですね〜15年くらい前まででしょうか・・・
「季節の節目に着物を変える」
(つまり9月1日から単を着るってことです)
暦を守ることが粋っていうんですか、嗜みっていうんでしょうか。
そんなところがありました。
でも、伝統を守るって言っても地球規模の温暖化には耐えられず、昨今の「着物人」たちは2週間ぐらいの猶予を持つようになってきました。
私もあと10日ほどは夏物を着たいと思っています。
夏物というのは7月8月だけに着るように作られた、透けた布で作られた着物のことです。
今日、醤油事件の時に着ていたのは絽の紺色の小紋です。
匂いを嗅いでも醤油の香りはしなかったので、シーズンオフになったら(2週間後)「丸洗い」(いわゆるお洗濯)に出せばいいかな・・・って思っていました。「京洗い」というのをしてくれる悉皆屋さんという専門店にお願いします。
(クリーニング屋さんはお勧めしませんよ)
だいぶ着倒しているし。そろそろ頃合いだ。
っと、畳んでいたらシミを発見しました。
それとほころびも。
そうなんです。
この着物はシーズンの始めの頃から、あちこち激しくほつれていて修繕して着ていました。縫った端からほころびてくる。
絹物を縫う時には絹糸を使います。
絹糸は時を経ると朽ちてきます。
その時期を迎えると、この着物のようなあちこちほつれる状態になるのです。
それは塩梅よく糸が朽ちることによって、布は破れずに済むからです。
ですから正絹の着物を縫う時にポリエステルの糸を使ってはいけません。
そんなわけで、今回はほころびを繕うのはやめて、「洗い張り」に出して、戻ってきてから縫い直しをすることにしました。
洗い張りは、着物をほどいて綺麗に洗ってから再び一枚の布にすることです。そのまま(丸のまま)洗うよりも汚れが綺麗に落ちます。
その後仕立て直しという工程で寸法も変えられる(ある程度)ので、子どもや人に譲る時などもするといいです。
ーーー布が蘇る(本当です)ーーー技術です。
お手入れは京都から悉皆屋さんが定期的に回ってくれます。
少しですが取次をさせていただいています。
くりまわして着ることで、それほど頻繁にお洗濯する必要はありません。
絹の布のためには、洗いやアイロンがけはほどほどがいいんですよ。
着物は慣れると結構手間がかからないエコな衣服です。