紅の平成 ☆ きもの暮らし

特別じゃないふだんの着物とキモノにまつわるあれこれ

着付け師って業界ではホント弱い立場なんだなって実感する。

おはようございます 紅です。

 

体力には自信がない。

でも、あんまり病気はしない。

 

医者にもほとんど行ったことがない。

美容院と同じくらい

行きたくない!

 

今年、唯一行ったのは皮膚科。

湿疹ができて自力回復は無理そうだったから。

その日もらった薬を塗布し完治した。

 

病気をしないのは己の分をわきまえているからではないかと思う。

無理しない。

いい顔しない。

すぐ休む。

自分に多くを期待しない。

自営、起業中の人としては致命的かも。

 

ここ10年ほど、ほとんど病院に行っていない。

実は検査も行っていない。

死ぬときも病院のお世話になりたくないなって思ってます。

 

昨日の仕事はスタジオで振袖着付け。

知り合いからごくたま〜に頼まれる。

 

8割がたはうまくいったが。

 

「こんな感じがいいんですけど」

スマホの写真を見せられた。

帯結びには流れがある

それがわかればだいたい結べる。

 

ただ、帯が違うと雰囲気は変わるし、帯の長さや柄付けなどで再現できないものもある。

 

成人式当日は

「こんな帯結びにしてほしい」

という要望は嫌がられるんじゃないかと思う。

とにかく忙しい、時間との戦いですから。

 

でも、この日のような前撮りの場合にはアリかもしれない。

私の場合は「お題」をただいた方がやりやすい。

 

それは自分の技術やレパートリーを誇示したいと思っていないから。

 

その方のご希望に添える方が気持ちが楽。

 

私は成人式当日は自分で受けているので、前もって着物をお預かりする。

その際に髪型や帯結びなど相談させていただく。

その後、着物の下準備を済ませて当日を迎える。

お客様の帯で、試しに結んでどんな帯結びにしようかなと検討もしている。

 

だから、お客様のイメージにあったお支度ができる。

 

 

昨日、うまくいかなかったのはやはり確認不足。

帯結びが一つうまくいかなかった。

そんなに時間かかったつもりないんだけど会場の方から

「時間オーバーじゃないですか?」

と言われてしまった。

 

数名着せたうちのお一人だったんですが、たまたま時間を計っていなかったので反論できなかった。

この日はお客さんが遅れてきたり、ヘアメイクがすご〜く時間かかったりしているんだけど、派遣(形式上)で行っている私は事情が分からないのでうっかりものが言えない。

 

他の方はスタート時間と終了時間を確認していたので全て30分以内に仕上げていたのに。

気を緩めると時間はすぐに立経つ。

 

反論できないので、素直に反省。

 

この日はお客様の中に

「私を知っている」

という方が

「お会いしたことがある」

恐れていた事態が・・・

 

最後までどこでお目にかかったか思い出せなかったので

「似た人がいるんでしょうかね」

 

お客さんの中に、

「また着付けをお願いしたい」

という方も。

 

暗黙のルールっていうんでしょうか、仁義っていうのかな。

「ここでは営業行為はできないんです」

とやんわりお断り。

 

今話題の都議会みたいなもんだと思う。

悪習慣は改めてほしいがそれには小池さんの登場が必要なんだと思う。