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紅の平成 ☆ きもの暮らし

特別じゃないふだんの着物とキモノにまつわるあれこれ

婚礼の着付け現場ドキュメント(1)

着付け

おはようございます 紅です

昨夜はパジャマの上にカーディガンをひっかけました。

 

今朝は靴下を履かないと寒い。

夏とはお別れ・・・

 

結婚式会場での着付けの仕事の様子をドキュメントしておこうと思う。

 

式場で着付けを予約したお客さんの予約時間の1時間前くらいに最寄駅でスタッフが集まる。その日の予約に必要なメンバーしか呼ばれないので毎回顔ぶれが違う。ヘアセットのスタッフ、着付け師。たまにしか行かない私はほとんどが初対面。

 

私の所属するところが請け負っている式場は駅近ではないのでタクシー移動。

 

現場に着くといろんな人とすれ違う

「おはようございます」

と芸能界みたいに挨拶。

誰が誰なのかわからない。

 

支度部屋に。

その式場ごとになんとなく常駐スタッフになっているメンバーがいて、その人の指示に従う。(上司ではない)

 

必要なものが備え付けてある場所ならば、並べて準備。

(補正用の綿とか、針と糸など)

予約の様子を確認。

 

しばらくするとお客様が見える。

「本日はおめでとうございます」

とご挨拶。

 

レンタルの衣装は事前に開けて用意してよいことになっている(ところが多い)

お客さんが持参したり送りつけたりする衣装は「ご自前」と呼ぶ。(地域によって違うと思う)

ご自前はお客さんの了解を得てから開くことに。(紛失した時のトラブル予防)

 

結婚式周辺って人の気持ちが非日常になるために、思わぬトラブルが多い。

自分では持ってきたと思っていたものを家に忘れるということはよくある。

「持ってきたはず!」

スタッフに盗難疑惑がかけられるなんてことも皆無ではない。

 

着物の送り方で、今まででとても驚いたのが、和ダンスの引き出しを抜いてそれを梱包して送りつけるという方。

 

私たちの与えられているスペースは会場によってまちまち。

狭い部屋が多いので、それだけでいる場所無くなっちゃうんですけど・・・

(一番ひどい時はお客さんと向き合って立つくらいのスペースしかないところで着付けする。デパートの洋服売り場の試着コーナーみたいな・・・)

それでも顔は笑顔。

 

荷造りの梱包をはがすのも着付け時間の内に含まれる。

畳紙に入ったまま、値札が付いたまま、袋に入ったまま、紙が挟まれたまま・・・

躾がついたまま、半襟が付いていない、しわだらけ、破れてる・・・

 

お祝いの日に嫌だけど、持ち物に傷や破れがあれば先にお客さんにお伝えしておく。

(あとからだと「破った!」「壊した!」というクレームになるかも)

スタッフは自分の身を守るのに必死。(会社が守ってくれないのを知っているから)

 

ご自前は事前に預かっても準備できないので、お客さんとともにくる。

ご挨拶して確認とって、お客さんは下着に着替えてヘアセットに。

その間に、ご自前のバッグを開けて「支度する」という段取りだと楽。

 

帯を畳み、着物に衿留めをして、長襦袢に衿芯を通し、小物を並べる。紐を整え不足を確認する。

 

これがなかなかすんなりいかない。

着物のことがわからない方が多いので

「尋ねてもわからない」

半衿や足袋が汚れているなんてザラで、半衿が付いていないこともたまにある。

留袖なのにモス(ウールでできた普段着用)のピンク(慶弔は白が基本)の襦袢だったり、袖丈が着物と合わない。留袖がカビだらけ・・・

(あんまりあげると私も辛いのでやめておく)

私たちがお客さんに会うのは結婚式の2時間前くらいなので、いろんな不備に対して何もしてあげることはできない。

だから「気の毒」と思ってもそれで通すしかない。

(私自身がお客さんから直に受ける仕事では事前打ち合わせをする)

 

複数のお客さんがいる時は荷物が混ざらないように気をつけないと。

留袖を取り違えて着せるという事件が勃発する。

 

混んでいる時は着付けが先→ヘアセットというお客さんにも対応しなければならないため、着付け師一人では無理。

 

着付けに入る前に1500字を超えてしまったので、(2)に続く!