紅の平成 ☆ きもの暮らし

特別じゃないふだんの着物とキモノにまつわるあれこれ

着物着ない着付師さんには、着心地はわからない

おはようございます 紅です

今日はこれから二度寝をしようかと思います。

 

今日のイベントは午後から。

早朝、目覚めた時に喉の違和感。

「まだ治っていない」

少しでも寝ておく方がよさそう。

 

湯たんぽにお湯を満たす。

 

月末に予定しているセミナーのチラシが切れたので追加して欲しいと企画もとから連絡が。

原稿をカラーコピーしてみる。

これでいけそう。

 

でも100枚くらいいるんだよね〜

インクがなくなりそう!

買いに行かなきゃ。

 

明日、街に出るのでインクを買おう。

プリンターとはまだまだ馴染めていない。

体験することすべてが初めてのことみたい。

お互いに。

 

機械との出会いは人との出会いとあんまり変わらないんだな。

 

 

benikimono.hatenablog.com

 この人探しの当日が来た。

お客様には謝って近所の美容院に行ってもらった。

美容院ではやっぱりヘアセットはあんまりしていなくてイマイチ。

 

旦那さんが

「大きすぎる。女将みたいだ」

と言ったのを気にして修正にかかる。

ピンがなかったので私の髪についてたピンまで使う。

ボリュームダウンしていい感じに。

 

色留袖の着付けをした。

少し時間がかかったけれど

「完璧」

というお言葉をいただく。

 

ありがたや〜

 

わかる方にはわかる。

今までにも

「わたし史上最高の着付け師さん」

と言っていただいたこともあったなあ。

 

とてもありがたい言葉なんだけどみんなそれほど着物を着ないんだよね〜

開店休業の日々が続く。

 

 

結婚式場ではお客様と会ってから30分で着付けを終えなければならない。

それももちろんできるけど。

 

だけど本当に納得のいく着付けさせてもらうには

時間かけなきゃ。

 

最低2日に渡って2時間は欲しい。

 

事前に着物のコンディションを確認。

しつけ付いていたり、半衿汚れたままだったり、半衿付いていない・・・紐が足りないなんてこともここで解決。

 

当日早めに支度ができれば衿芯通して糸で押さえ、帯をたたんで。

下準備ができていたら着付けは早くて無駄なくできる。

慣れない人の手が入るとかえって邪魔になる。

 

成人式の振袖レンタルもそうだけど

簡易版は簡易版にすぎない。

 

婚礼着付けの70代の先輩たちは無理難題に応えてきたので30分でいい仕事をする。

それはスポーツ競技のような達成感が得られる楽しい職場かもしれない。

でもお客様にとってはどうなんだろう。

70代の着付け師さんだって体力の限界を感じながら仕事をしている。

 

年齢が年齢だから持病を持っている人もいる。

偽装請負なので働かせている側はそんな事情は関知しない。

 

「舞台の上で死にたい」

って気持ちもわかるけど祝いの日だからやっぱりダメ。

もう少し大事に働いてもらおうよ。

 

お互いに無理なく楽に美しく。

それでいいと私は思う。

できないことはできないって言おうよ。

 

着付けは見た目だけでなく着心地も大事なんだよ。

それって何にでも言えることだよね。