紅の平成 ☆ きもの暮らし

特別じゃないふだんの着物とキモノにまつわるあれこれ

3年後の私は・・・

おはようございます 紅です

寒くて寒くて。

こたつを買おうかと思い、ネットで探しました。

その間も寒くて耐えられずに、他の部屋から電気ストーブを持ってきました。

 

毎朝のニュースで火災で亡くなった方の名前が伝えられる。

暖房つけたまま寝てしまうのが原因だろうか?

ご一家で亡くなられているケースも多い。

お気の毒です。

 

寒さは他人事ではありません。

 

パソコンのモニターがテレビになって固定されてしまってからいくつの冬を越しただろうか・・・毎年「寒さ」がひどくなるのは歳のせいなんだろうか・・・

ブーツ型の防寒靴や、スリッパ型、膝掛けを併用してパソコンに向かうも手が冷たくて1時間程度しかもたない。本当に仕事の能率が悪い。

うっかり集中して、パソコンに向かって知らぬ間に2時間経過している時などは氷のように冷たくなっている手足。

リビングに温まりに行くとテレビをつけて長居するという負のスパイラルに・・・

 

自室にこたつを置こうかと・・・ネットで探してみると値段は手ごろだけど大きすぎる。

小さな一人用こたつという箱型のものも見つけたが「あまり暖かくない」らしい。

最近は買い物するにも大変な情報と戦わなければならないみたい。

情報の嵐に飲み込まれそう。

パソコンをノート型にしたらいいんだろうか?

 

 

そうしてしばらく見ていたら、寒さに耐えきれなくなって・・・お客様用につかっている電気ストーブを自室に持ち込むことに。

でも、まだ寒い。

 

今日が特別寒いのだろうか・・・キーボードを打つ指がかじかんでいる。

一向に暖まらないので着替えてみた。

電気ストーブの位置がだんだん近づく。

可燃物が周りにあったら燃えてしまいそう。

電気コードが熱で溶けないかも心配。数年前に買った使い残しのカイロがあったのを思い出し、背中に貼った。余計に冷たい。

 

今日が特別に寒いのか、それとも「現状を変えたい」エネルギーが噴出しかけているのか?

 

左側に置いた電気ストーブから遠い右手が冷たくて仕方ない。

これって相対的な問題なんだろうか?左手が冷たくないから右手が余計に冷たく感じるとか・・・

 

実は同じ原因で、縫い物も進んでいない。

寒さとの戦いは負け戦。

 

背中のカイロが暖かくなってきた。

でも、まだ右手は冷たい。

 

昨夜はいつになく早く寝た。

夜中に目覚めてテレビをつけるとセーラー服をきた歌人のドキュメンタリーが始まった。

まるでシンクロ二ティ。「この番組を見なさい」と言われているかのように。

 

セーラー服を着た歌人は幼い頃、母親の自殺に直面して、家族と死に別れ、孤児院で育ったそうだ。

学校にも行けずホームレス。

短歌に救われたと。

地獄を見てきた彼女の詩は、若者の「言葉にできない気持ち」と結びつく。

言葉が氾濫した世だからこそ、言葉にできない思いを詩に見いだす。

 

寝ぼけた頭で、彼女が預けられた孤児院(行政的には違う名前があるんだろうが、彼女はこう呼んでいた)のことを考えた。この現代的な日本で、福祉職にある人たちの狂気・・・行き場なく預けられた(収容された)子どもの爪を剥ぐなんて・・・「ゴミ以下だと言われてきた」と彼女は語った。

 

笑顔を絶やさないという彼女の笑いは本当のように見えた。

そこまで演技をしないと生きていけない環境だったんだろうか・・・?

彼女の顔に時々浮かぶ怪異の相に、異界のものを感じた。

「異界のもの、異形のもの」を作り出すのは人間の「汚い心」なんだと。

異形のものを排除している、異界のものを商品化している現代は危ういと感じた。

 

今も日々行われている「支援されるはずだった人」への虐待。その虐待を行う人の心にそれを植え付けたのは誰? 世代間伝達の恐ろしいしぶとさを感じた。

 

さて、私は一体何をするんだろう?

今日一日をどう生きるんだろう?

目標がずれていたことに気づいた昨日。

 

右手はまだ冷たい。