紅の平成 ☆ きもの暮らし

特別じゃないふだんの着物とキモノにまつわるあれこれ

いい男は火星にいるらしい

こんにちは 紅です

振袖の袖を作らないといけないと思いながら、今月こそ原稿を早めに書こうと思いながら取りかかれていません。

結果として仕事がなかった今日を、疲労回復にあてることになりました。

昼下がりにベッドに入ったら起き上がれなくなり、2時間ほどうつらうつら・・・

 

夕刻になって起き上がれるようになった。

病気ではない。

疲労だとわかっている。

 

もうろうとしている時に電話が鳴った。

知り合いの男性が、今からチケットを渡しに来たいという。

私には全く関係ないチケット。チケットを渡す相手も望んでいないこと。

つまり押し売り。特別なチケットなんだとか。たぶん無料なんだろうけど。

 

「体調が悪いので」

と断ると、用件だけ言って切られた。

2〜3分の出来事。

 

なんだか悲しいなと感じた。

 

2〜3分で人は多くのメッセージを伝えている。

この人にとって私って郵便ポストみたいなもんなんだな。

「具合はどうなの?」

の一言もない。

 

「今まで私は一体何をやってきたんだろう・・・?」

一人きりで食事をすることが多い人を集めて食事会を開いたり、居場所を作ろうとしている、わ・た・し・・・大切に思ってくれる人はいないんだ。

自分で自分の腕を掴むと荒涼とした気持ちになりそうなのでやめた。

 

誰かを責めても仕方ない。

そう、たぶん今の時代に日本人は

「自分のことしか考えない習性を身につけてしまったのだろう」

誰かに何かを望むのが間違っているんだ。

 

たぶん、この人たちの中に「在るもの」を私が見られるようにならないと居場所はうまくいかないのかもしれない。そんな理想論と・・・

 

お金が回ったり、そのひとにとって楽しいと思えることがあれば人は集まるんだろうって感じたり・・・

 

なんだか考えるのが負担になってきた。

 

たまたまつけたテレビで機動戦士ガンダムのアニメが映った。

男たちがいいこと言っている。

子ども向けなのに?

こんないい男たちどこにいるんだろう?

火星らしい・・・