ボランティアから考えること
こんにちは 紅です。
午前中は地域のボランティアでした。
地域の方向けに、講座を企画実施したりイベントを開催したり・・・
税金を使ってやっています。
地域にはボランティアならば、イベント企画の真似事をさせてくれるところがあります。
(公民館とか市民館とか、◯◯センターとか◯◯委員とか)
起業の勉強の意味でいろんなことをやってきました。
そのおかげで、一人で婚活花火大会の企画集客実施ができるようにもなったのですが。
我ながら、基礎体力は結構ついたと思います。
けど、事業とボランティアとの大きな違いは
「利益を出してはいけないこと」
講座もイベントも「無料」が前提です。
けれども、講師には謝礼が支払われるし、チラシだって撒き放題。
(年間予算はありますが)
人件費はほぼボランティア。
いろんな地域のスペースにチラシを置いてもらえるし・・・
事業で一番困難な「集客」が容易にできます。
損益分岐点などというものを考える必要がないので参加が0でも問題なしです。
ただ、参加が0だと講師も気の毒ですし、体裁も悪いため地域団体への「動員」という奥の手を使います。
そこまでしてやる必要はないと思うのですが、行政としては
「市民活動の活発な街」という成果が必要なんでしょう。
税金を使うからには効果が必要ですから。
民間が太刀打ちできるはずはありません。
このお客様たちは、正当な対価を算出して料金をいただく形にしたら
「来るのでしょうか?」
「多分こないでしょう」
特別な機器を使わない、講演形式の2時間講座を開催するためにはザッと¥50000の経費がかかります。
謝礼・スタッフ人件費・チラシ作成費・会場費・お茶や交通、通信費・・・
参加者が25人なら一人¥2000
参加者が50人なら一人¥1000
の経費がかかります。
利益はまだ乗せていません。
・・・やっぱりタダだからくるんでしょうね。
私は阪神淡路大震災後に、時流に乗ってボランティアを始めました。
20年ほどやっています。
初めの頃は「偽善」という言葉を乗り越えるのに苦労しました。
今は「自分のためにやっているんだな」というところに落ち着きました。
ボランティアをやる上で気をつけているのは
「自分の仕事をボランティアにしない」
ということです。
仕事をボランティアにしてしまうと収入がなくなってしまうからです。
何よりお金を支払って下さるお客様に申し訳が立ちません。
今はそう思っています。
起業がうまくいってご飯が食べられるようになれば変わるのかもしれませんが。