紅の平成 ☆ きもの暮らし

特別じゃないふだんの着物とキモノにまつわるあれこれ

友人が病気になったとCメールが来て・・・

こんばんわ 紅です

入院した友達のお見舞いに行きました。

 

70代のおじさんで、20年来のボランティア仲間。

数日前に、「苺が食べたい」ってCメールが来た。

 

その時はまだ、お店に並んでいなかった。

2〜3日前から見かけるようになったので苺を持ってお見舞いに。

 

訪ねると、その友人は無菌室に。

抗がん剤の副作用らしくだるくて吐き気がして・・・

もともと痩身でしたが、ますます痩せて。

 

私は黒の黄八丈を着ていた。

無菌室に入るのに上っぱりみたいなもの着て。

ちょっと話して、手を撫でて病室を後に・・・

 

一緒に行った友人がショックを受けていた。

 

私は何時間も経った今頃、文章に打ち出していたら悲しくなってきた。

 

彼には私の他に、たくさんの親しい仲間がいた。

でも、「病気になった」と連絡が来たのは私だけ。

 

私のイベントに参加してくれたことがあったので

それと私はみんなと混じらずに孤立しているので

「あんまり広めたくないのかな・・・」

と思って信頼できる友人を一人誘ってお見舞いに。

 

ブログを書いていて気付いた。

彼は私を好きでいたくれたんだ。

恋とかそういうものではなく。

病床から「会いたい」と言ってくれる人がこの世にいること、

私はひとりぼっちじゃなかったんだと。

 

そういえば、いつも助けてくれたおじさんもいた。

私はなんて果報者だったんだろう。

 

私は誰にも何にもしてあげていないし、何もできない。

 

もっともっと強くなりたい。