紅の平成 ☆ きもの暮らし

特別じゃないふだんの着物とキモノにまつわるあれこれ

地域調査に行ってきました

こんばんわ 紅です。

お読みくださる方、「スター」をつけてくださる方、ありがとうございます。

 

黄色い背景にしていたのですが、チラチラするので青に変えてみました。

 

先週ブログを始めた時はよくわからずにあちこち触りまくっていたら何かの拍子でたまたま黄色い背景にたどり着けたのですが、その後行き方がわからず我慢していました。

 

はてなブログ 背景変更」で検索したらたどり着くことができました。

まだ気になるところはこのブログの文字、薄いような気がするのですが。

Proにアップグレードしないと無理なのかな。

 

ブログを始めて一週間が経ちました。

まだまだ迷走中です。

走っているだけましなのか。

 

今日は、地域で社会貢献している先駆者のことを勉強するために「ひきこもりの人を支援する家族会」の代表にお話を伺いに行ってきました。

 

そういえば数年前に、以前から関わっているボランティアの研修でこの会の「ひきこもりから回復した方」の話を聞いたことがあったなあ・・・と思い出していた。

ご縁があったんだな。

 

電車を降りると歴史を感じる階段。(写真)

かなり古そうな駅。

古い町なんだな。

 

「おいしいメロンパン」屋さんがあったり、「とてもおいしいうどん屋さん」があったり「十割そばの店」などなど大衆グルメが多そうな街だ。

 

目当ての建物に到着する。

ビルを一棟借り切って活動しているそうだ。

 

相談や居場所作り。

とても優しそうな代表はこの会の組織やお金の流れなどを丁寧に話してくれた。

 

問題を抱えた当事者が、自分たちのために活動している会なので迷いがない。

至極スッキリしている。

無理していない。

当人との関わりが一番頭を悩ます課題なんだろう。

 

この会と初めに繋がるのは「親」だそうだ。

当人は引きこもっているんだから。

散々苦しんで、たらい回しにされてやっとたどり着く人が多いそうだ。

 

会費を原資にしている。

そうして集客(と言っていいのか)は「講演会」をすることで確実にできるようだ。

当事者にとっては社会の中で孤立しているわけだから会費が払えるなら繋がりたいと思うだろう。

特に会員を増やしたいと思っていないようだ。数を増やすよりも当人との関わりを重視しているのだろう。

入会しても、親が望むように当人は利用しないことも多いらしい。

 

活動していたら実績ができて、行政からの受託業務をするようになったという。

 

「高齢化してきたらどうなるんでしょう?」

という質問に

生活保護を受けることになるでしょう」

それは地域にとってはどうなんだろう?

 

就労支援事業も必要かもしれないと代表が話してくれた。

実は私は以前から「ひきこもりの人たちに着物を縫ってもらったらどうだろう」って思っていたのだけど事業化する自信など全くないので口にしなかった。

縫い物ってあっという間に時間が経ってしまうので家に居たい人には向いていると思うんだ。

 

ただ、今後はいままでの「ひきこもり」の概念とはちょっと違うひきこもりが増えてくるのではないかと思う。

「高齢化孤立」

「ネットで全てをまかなっちゃう人たち」

「他者を必要としない人たち」

 

問題解決型の、スッキリした活動の話を聞きながら私の頭の隅で

「ひきこもりは解決しなければいけない問題なのだろうか?」

という疑問がいなくならない。

 

親にしてみたら、社会適応していない子どもに「まっとうな道」を歩んで欲しいという願いなんだと思う。

それも理解できる。

 

でも、私も生活に困らないんだったらひきこもりたいなと思うことが多い。

人との関わりが嫌だってことではないんだけど、「自分が楽しい」ことを集めてみるとひきこもりになってしまうような気がする。

着物を縫っているのは楽しいし。(これではご飯は食べられない)

 

誰が、毎日労働するのがスタンダードだなんて決めてしまったんだろう?

勤労が美徳だって。

いまの私は現代の仕事はかなりの部分無駄だったり虚だったりするんじゃないかと感じているので、まだまだ迷走から抜け出せそうもない。

 

またまた、長くなってしまいました。

社会問題についてはまたの機会に。

 

付け足し:今日は黒いレースの着物(母の形見です)に自分で作った麻の半幅帯を

「やの字」に結んでいきました。(ブログのサブタイトルをみて慌てて付け足し)

 

f:id:benikimono:20160831212357j:plain

f:id:benikimono:20160831212423j:plain