紅の平成 ☆ きもの暮らし

特別じゃないふだんの着物とキモノにまつわるあれこれ

清算したら疲れが出た

こんにちは 紅です

先日、たまたま通りかかった場所でスーパーで転んだ老婦人のクッションになった腕が今頃になって痛み始めました。年をとるってこいうことなんですね。

 

感情の渦は去り、周囲の手助けもあり、ことは落着したように見える。

自分では気づかなかったけど、結構張り詰めていたのか、今頃になって調子が悪くなってきた。

「今日は家で仕事」と確認すると体が動かなくなる・・・みたいな。

 

無理して動くと後で穴をあけることになるので、起きてすぐに湯たんぽのお湯を入れ替えてまた寝た。

 

今日は着付けの練習をしなきゃと思っていた。

毎回同じ着物を着せるのなら、練習いらないんだけど「留袖・訪問着の変わり結び・振袖・袴・打掛・・・」と着せるものが様々あると間遠になっているものは直前練習が欠かせない。現場では考えている暇がないから。

 

自分で受ける仕事は時間に余裕を持てるし、あらかじめ着物を預かったりできるので落ち着いて支度させていただくことができる。振袖の帯結びなどご本人のイメージに合わせて考えて見る。オリジナルができることも。

 

着付けの仕事は、腕が鈍ると現場で邪魔になる。コンスタントに関わっていかないとできない。婚礼会場に出かけるのはその一環だけど、本心ではあんまりしたくない。

労働条件が悪すぎるから。

人間扱いされていない。

採用されるときはパート・アルバイトだったような気がするけど、契約書など全くなく、時給で働いているのに毎月請求を出させられる。最初の話では「土日あけといて」と言われたが仕事がこない。忙しいいときだけ声がかかるが、普段働いたことのない会場で要領がつかめず困ることが多い。忙しい日なのでトラブルも多くクレームにつながりやすい。クレームが来ると絞られる。

 

現場には責任者みたいな人もいない。

派遣みたいな形の仕事だと、下手すりゃよくわからぬまま言って着付けをして、誰に挨拶して帰るのかもわからずにその場を去る・・・なんてことも。

 

そういう仕事を受けるのは同業者の労働環境をより悪くするのではないかと思えてならない。

しかし、多くの着付け師はそれで働く。陰で文句は言っているが仕事がなくなるのが怖いのだろう・・・改善しようという動きはない。

悪しき伝統だと思う。労働者の権利なんて認めらない。

ブラックな業界。