紅の平成 ☆ きもの暮らし

特別じゃないふだんの着物とキモノにまつわるあれこれ

花嫁支度、実質デビューだったんです

こんばんわ 紅です

今日は着付けの仕事がたくさん来ました。

 

いつもこんな日なら仕事として成り立つのですが。

 

早朝から、七五三の親子の着付け。

お母様が訪問着、お嬢さんの着付けも。

以前、ご利用のお客様で、

「着付けが楽だったから」

と言ってくださって。

 

7歳の女の子の着付けはちょっと手こずる。

伊達衿や帯揚げが大人用で。

とても可愛く仕上がった。

 

急いで向かった仕事は結婚式のお色直し。

実を言うと、私にとっては今日が和装色直しの独り立ちの日。

と言っても強力な助っ人を頼んでいたので大船に・・・

 

どんな衣装が着ているのか、お客様はどんな方なのか(体型も含めて・・・)

直前までわからないのでやりにくい。

ヘアメイクさんとも初対面。初めての場所。

 

早めに入ったのに、衣装にたどり着けない。

お客様の目に触れないように、流れに紛れて移動する。

 

時間的には結構ギリギリで支度にかかる。

なんだかんだ言っても、婚礼和装は下準備がほとんど。

着付けできます。だけでは役に立たない。

 

新郎新婦もヘア担当の方も出払っている支度部屋で準備にかかる。

貸衣裳に衿芯がないことに気づく。

その辺、業界の常識なのかもしれない。

他の小物は一応準備していたので、後から入る助っ人さんに電話して襟芯買ってきてもらう。

本当に助けられました。

 

はじめにリクエストされた所要時間20分では

「無理」

とごねたおかげで少し長めに時間もらえた。

支度時間についてはクリアできたみたい。

 

色直しというのは披露宴の途中に着替えをするわけだから急ぐのは当然。

ご列席くださるお客様を待たせている。

 

色直しでなくはじめからの和装支度の方がゆっくりできる。

助っ人も頼まなくて大丈夫。(のはず)

 

今日は仕上がりもそれほど問題なく、傍観者として見るぶんには十分お綺麗。

 

もちろんプロとしてのツッコミどころは多々あるが。

 

気持ちとしては上がることもなくデビューを迎えられて自信になった。

 

自分で受けた仕事は楽しい、と思う。

 

幾久しくお幸せに。